2009年1月9日金曜日

大注目の海藻「おさしみぎばさ」販売キャンペーン








豊富な栄養素で大注目の海藻「あかもく(ぎばさ)」
あかもくは、ノンカロリーでありながらワカメと同等の栄養価があり、免疫力を高め、体臭・口臭や便秘、肥満にも効果があるとされ、現在大きな注目を集めている商品です。









 「あかもく」とは、ワカメ、メカブ、コンブなどと同様、褐藻類(ヒバマタ目ホンダワラ科)に属する海藻です。老成すると赤褐色になることから、このような学名が付けられました。松島湾のような栄養塩に富む浅海が生育に適していて、生命力がとても強く、長くなると7mぐらいにまで成長します。東日本各地の沿岸に分布しており、地域によって、「ギバサ」(秋田)や「ギンバソウ」(山形)、「ナガモ」(新潟県)などと呼ばれ、食されています。
 秋田県地域では、海藻といえば“ぎばさ”といわれるほど、あかもくが海藻として一番好まれているようです。食用とされる海藻は、主に晩秋から春にかけて育ちます。でも、日本海に面している沿岸海域は、厳しい冬の季節風の影響で風波が強すぎて、わかめや昆布などが育ちにくく、海藻が希少なものであったと考えられます。そのため、八森地先の磯に育つあかもく(=ギバサ)が、昔から食用として珍重されてきたと推測されているのです。



 あかもくは、秋田など、地方によっては昔から保存食として食べれられていた海藻で、ふだんから食卓に味噌汁の具や、酢の物として並ぶ食品でした。
 近年、ミネラルや食物繊維、ポリフェノール等を豊富に含む点から、健康食品として注目が集まり、学術機関等での研究対象とされております。その結果、高血圧抑制と血糖上昇予防、抗腫瘍作用、コレステロール低下に効果のあるフコイダンや、骨粗しょう症予防に役立つビタミンKが豊富に含まれていることが分かりました。
 1998年には富山医科薬科大学の林利光教授らによって、エイズウイルスの増殖が抑えられる効果があるという研究成果が発表され、食品としての機能性が一躍脚光を浴びるようになりました。



光合成によって植物に含まれる色素や苦みのもととなる成分、紫外線から守るために蓄えています。その数は約4,000種類。活性酸素や悪玉コレステロールの活動を抑制する働きがあり、身体の免疫力を高める栄養素として注目されています。


わかめやこんぶ、もずく等にも「ぬめり成分」として含まれる多糖体で食物繊維の一種。成人病予防やアレルギー改善、抗がん作用等があり、健康食品などに加工され、注目が集まっています。





人間の体に必要とされる無機質の総称です。骨や歯を構成するカルシウムやマグネシウム、貧血予防に有効な鉄分などがその類。体内に存在する量はわずかながら、重要な働きをする栄養素です。


血液の正常な凝固作用を促すビタミン。カルシウムが骨から溶け出すのを抑制する効果もあり、骨や歯茎を強くするほか、骨粗しょう症の予防に効果があるとされています。





 あかもくの藻場(海藻がたくさん茂る“海藻の森”)は、赤潮の原因となる窒素やリンなどの栄養分を吸収します。つまり、赤潮のプランクトンが栄養分を食べて育つ前に、増殖を妨げる働きをして、海水をきれいにするのですね。あかもく約1平方キロメートルで、約5万人分の下水処理場の窒素除去率に匹敵すると言われています。
 また、あかもくの藻場は海水の流れを穏やかにしますから、微小な浮遊物質を海底に落としてくれます。直射日光を遮って水温も安定し、魚が卵を産んだり、えさをとったり、すみかとするのに最適な環境を与えてくれるのです。あかもくは、良質な漁場の確保にも役立つ海藻といえます。
 近年、宮城県では海水浄化に果たすあかもくの役割について調査・研究しています。また成長熟成後の食用への活用についても検討がすすめられており、あかもくは環境と健康の両方に寄与する、“植えて良し、食べてよし”のスーパー海藻として認められてきているのです。





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